2023年8月10日(木)時点で台風16号は発生しておりません。
夏から秋にかけて台風シーズンでもあり、日本付近で台風のたまご(熱帯低気圧)が発生すると様々な影響が出てきます。
警報が出てから慌てないためには、気象サイトを利用して事前に台風対策をする必要があります。
本記事では精度の高い気象サイトをご紹介します。
そして、公共交通機関が正常に運行しているのか、最新情報をチェックしましょう!
2023台風16号たまご発生!
先程もお伝えしたように、2023年8月10日(木)時点で台風16号は発生しておりません。
台風になる前の熱帯低気圧の状態を「台風のたまご」と呼ばれていますが、台風のたまごが発生した場合、いつ台風になるのか、進路はどうなるのかが気になりますよね。
参考に2022年の台風16号の情報をまとめました。
■発生日時
2022年9月23日(金)15:00〜2022年9月28日(水)21:00
■勢力 ※2022年9月25日(日)3:00時点
- 中心気圧:955hPa
- 最大風速:45m/s
- 最大瞬間風速:240km/h
■経路
2022年9月23日(金)フィリピンの東の海上で発生
↓
2022年9月25日(日)フィリピンに上陸
↓
2022年9月28日(水)ベトナムに上陸
■被害
被害地域はフィリピン・ベトナム・タイで、日本への被害は報告されていません。
2023台風16号進路どうなる?
精度の高い世界の気象サイトで進路を見てみましょう。
気象庁
気象庁は日本が発表する気象情報で、台風が日本に接近した場合1時間おきに台風情報が発表されます。(通常は3時間)
日本語で掲載されているため、海外の気象サイトに比べて見方が解りやすいですね。
引用:気象庁
2023年8月10日(木)15:00の台風進路予想図です。
台風が2つ確認できますね。
右側にある予報円はだんだん大きくなっていますが、台風は大きくなるという意味ではありません。
予報円が大きいほど台風の進路に誤差があり、円内のどこに行くかわからないということです。
黄色い円は強風域を示していて、広い範囲で警戒が必要であることがわかります。
米軍合同台風警戒センター(JTWC)
米軍合同台風警戒センター(JTWC)は、アメリカの米軍のために気象情報を発信していますが、一般でもアクセスすることがでます。
台風に成長する前の「台風のたまご(熱帯低気圧)」の状態から情報を発信しているので、一番早く台風情報を知ることができます。
引用:米軍合同台風警戒センター(JTWC)
上の図を見てみると、赤い矢印があります。
熱帯低気圧、もしくは台風であることを示しています。
下に並んでいる4色の円は、台風に発達する可能性などによって意味が異なります。
さらに、JTWCの表示されている時刻は世界協定時になっているので、日本時間に直すには9時間追加しましょう。
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)とはイギリスに拠点があり、ヨーロッパからアジアまで幅広い台風進路を予測しています。
特徴は、スーパーコンピューターによる精度の高い予測で、10日間の長期予測ができることです。
引用:ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)
上の図を見てみると、黄色と緑の2色で分かれているのがわかります。
これは、黄色から緑になる程、強風であることを示しています。
Windy
Windyとはチェコ発の気象サイトで、リアルタイムで情報を発信しているところが特徴です。
右側のアイコンを操作すると、雨や気温だけでなく、風の強さや波の高さなどの情報もチェックできます。
釣りや海水浴など海に出かける際の安全チェックにおすすめです。
引用:Windy
上記のグラフィック調の図をみると、風の動きや流れを確認でき、気温も色分けされて視覚的に見やすいため、初心者でもわかりやすいですね。
空港・電車・新幹線の運行/運休状況
現在は台風16号は発生しておりませんが、台風が発生した場合、公共交通機関の運行の乱れが出る可能性があります。
飛行機の運行状況
電車の運行状況
新幹線の運行状況
まとめ
2022年の台風16号は日本に直接的な被害はありませんでしたが、アジアの広い範囲で大きな被害をもたらしたことがわかりました。
毎年、台風による被害や交通の乱れが日本各地で起きています。
精度の高い気象サイトを利用して、こまめに気象情報をチェックすることをおすすめします!